岐阜市×東京カメラ部|カメラと旅する岐阜市

建

~ 今昔の建造物 ~

岐阜市には、現代に至るまでの、それぞれの時代を切り取った建造物が数多く存在します。
レトロとモダンがほどよく入り混じる、なんとも不思議な光景は、ここでこそ撮れるのです。

東京カメラ部10選 別所隆弘の作品

Textile Wholesale District
繊維問屋街

時計のアイコンおすすめの見頃 スマホのアイコンスマホ撮影もオススメ!

通年

戦後まもなく、仕入れた布を加工して新しい服を作る、アパレル産業が岐阜駅前で発展し、問屋街へと成長した。岐阜駅前からのアクセスも抜群。

JR岐阜駅中央北口、または名鉄岐阜駅からから徒歩5分程度のエリア一帯。

東京カメラ部10選 小林淳の作品
カメラのアイコン撮影ポイント

繊維問屋街はフォトジェニックなスポットが多く、素材の宝庫だ。ノスタルジックなアーケード内や、時代を感じる古いビルの壁面は独特の雰囲気を醸し出している。ポートレイトを撮ってもよいし、散策しながらのスナップ撮影も楽しいスポットだ。

指のアイコン撮影マナー

営業中の店舗や一般の方の迷惑にならないよう、また交通ルールに気をつけて撮影しましょう。

東京カメラ部10選 小林淳の作品 岐阜シティ・タワー43 43階展望室 東京カメラ部10選 小林淳
東京カメラ部10選 小林淳の作品

Gifu City Tower 43
岐阜シティ・タワー43
43階展望室

JR岐阜駅からすぐ、地上43階の超高層再開発ビル。住宅を含む複合型タワーでは中部圏一の高さ(163メートル)を誇る。岐阜市の歴史的シンボルである岐阜城に対し、現代の岐阜市を象徴するランドマークとなっている。最上階には無料展望室があり、日中~夜まで地上152メートルからの風景撮影を楽しむことができる。

岐阜シティ・タワー43 43階展望室についてはこちら ⇒ HPを見る

JR岐阜駅中央北口より徒歩3分、名鉄岐阜駅より徒歩8分

東京カメラ部10選 小林淳の作品
カメラのアイコン撮影ポイント

岐阜市の町並みを俯瞰で撮影できるスポット。西側展望室からの夕景や、東側展望室からの岐阜駅周辺の夜景撮影がオススメ。また、密集した建物群を望遠レンズで切り取る構図も面白い。窓ガラスの写り込み対策として、暗幕などを使用する。

指のアイコン撮影マナー

展望を楽しむ一般の方もいます。長時間の場所の占有等しないよう、気をつけて撮影しましょう。

東京カメラ部10選 小林淳の作品

Great Buddha of Shouhouji
岐阜大仏(正法寺)

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通年

日本三大仏のひとつに数えられるこの大仏は、13.7mもの高さがあり、「乾漆仏」としては日本一の大きさ。静寂な大仏殿の中に建立されており、屋内で拝観することができるため、雨でも楽しめるスポット。拝観料:大人200円 小人100円(団体料金等はHPをご覧ください)

正法寺についてはこちら ⇒ HPを見る

JR岐阜駅または名鉄岐阜駅からN系統(長良橋方面)及び市内ループ左回りバス乗車。「岐阜公園・歴史博物館前」下車 徒歩3分

東京カメラ部10選 小林淳の作品
カメラのアイコン撮影ポイント

室内の大仏ということで写真でその大きさを表現するのが難しいが、できれば広角レンズがあるとよい。室内は暗いため、ISO感度を高い値に設定して撮影する。様々な角度からアプローチしてオリジナルの一枚を捉えてほしい。
参拝する同行者と一緒に撮影すると大仏の大きさが強調される。

指のアイコン撮影マナー

参拝をする、参拝をする方の邪魔にならないよう、周囲に気をつける等、神社仏閣のマナーを守って撮影しましょう。
フラッシュ撮影は禁止。
須弥壇に上がらないようにしましょう。

東京カメラ部10選 小林淳の作品 東京カメラ部10選 小林淳の作品

Minna No Mori Gifu Media Cosmos
みんなの森
ぎふメディアコスモス

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通年

岐阜市立中央図書館を中核施設とし、市民活動交流センターや展示ギャラリー等からなる複合文化施設。伊東豊雄氏により設計され、その美しい建築や落ち着く空間から、図書館としてだけでなく、市民の憩いの場、フォトスポットとしても知られる。

みんなの森 ぎふメディアコスモスについてはこちら ⇒ HPを見る

カメラのアイコン撮影ポイント

図書館内は、東濃ひのきで作られた天井や、グローブと呼ばれる布製傘が天井から吊るされているのが特徴だ。広角レンズを使用するとうまく表現することができる。建物外観や、テラスからの風景を狙うのも面白い。

指のアイコン撮影マナー

撮影をする前に、1階総合案内にて撮影許可を受けましょう。また、施設を利用する方の迷惑にならないようにしましょう。

東京カメラ部10選 小林淳の作品 東京カメラ部10選 小林淳の作品 東京カメラ部10選 Tatsuki Itoの作品

Yanagase Shopping District
柳ヶ瀬商店街

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通年

岐阜市にある、中部地方有数の商店街。昭和レトロな面影を残し、昔ながらの老舗から、近年はレトロさを活かし、リノベーションを施したおしゃれな飲食店や雑貨屋が軒を連ねる。(撮影地:やながせ倉庫、ロイヤルビル)

詳細はこちら ⇒ HPを見る

JR岐阜駅・名鉄岐阜駅より北へ徒歩で約15分。または、岐阜バス「長良橋方面行き」乗車、「柳ヶ瀬」下車すぐ

カメラのアイコン撮影ポイント

レトロな雰囲気で時代を感じるビルや映画館、昔ながらの飲食店やリノベーションされたて活気を取り戻した店舗など、風情を感じる建物素材の宝庫だ。一見普通に見える所も、カメラを上下に向けたり、モノクロで撮影をしてみたりすると面白い。自分のセンスを活かして、宝探しの様にスナップ撮影も楽しむことができるスポットだ。

指のアイコン撮影マナー

一般の方の迷惑にならないよう、交通マナーや安全に十分に気をつけて撮影しましょう。
各店舗内での撮影は、店舗の方に必ず許可をとりましょう。
店舗内については、映画ポスター、商品、展示作品などを大きく撮影することや、商用利用はお控えください。

東京カメラ部10選 小林淳の作品 忠節橋 東京カメラ部10選 小林淳

Chusetsu Bridge
忠節橋

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日没より少し前の夕方

長良川に架かる鋼製のアーチ橋。1948年に竣工され、補強工事等はされているが、その美しいアーチ型は架設当時からほとんど姿を変えていない。

「みんなの森 ぎふメディアコスモス」から徒歩5~10分程度、長良川の金華橋-忠節橋間の河川敷。

東京カメラ部10選 Tatsuki Itoの作品
カメラのアイコン撮影ポイント

忠節橋は鋼製のアーチ橋で、国内でも珍しい橋梁形式である。日の入りの時間帯に撮影すると、その特徴的なアーチがシルエットとなり、沈む太陽や、そこを行き交う人や自転車を入れて撮影すると、ドラマチックな一枚となる。
長良川河川敷を散策しながら、お気に入りの構図を探すのも楽しい。中望遠から望遠、超望遠と、どれを使用しても絵になる被写体なので、お気に入りの画角を見つけよう。逆光となるため、露出は空が白飛びしないように設定し、橋梁のアーチや人物や車などはシルエットとして表現する。

指のアイコン撮影マナー

一般の方の迷惑にならないよう、交通マナーや安全に十分に気をつけて撮影しましょう。

東京カメラ部10選 小林淳の作品

View from Gifu City Hall
岐阜市役所からの眺望

時計のアイコンおすすめの見頃

夕方〜夜の時間帯

市民に親しまれ、長く続けられることを基本理念としている岐阜市役所の新庁舎。そのため、「市民に開かれた庁舎」として、土日を含めた毎日、誰もが利用できる市民開放スペースを整備。15階と17階の展望スペース、「つかさデッキ」は、建物の北側に面していて、長良川や金華山、岐阜城を望むことができる2層吹き抜けのエリアとなっている。
[開設時間]8:00~20:00
※新型コロナウイルス感染拡大により、閉鎖または開設時間を短縮する場合あり

「岐阜市役所・メディアコスモス」バス停をはじめ、周辺にて複数バス停あり。
詳しくはこちら ⇒ HPを見る

カメラのアイコン撮影ポイント

岐阜市役所15階と17階の展望スペースは来庁者に開放されており、金華山や長良川を眺望することができる。岐阜市の街並みを俯瞰で撮影できる貴重なスポットだ。岐阜市役所の隣にある「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の特徴的な屋根を捉えることも可能だ。夕景や夜景の撮影が特におすすめ。窓ガラスの映り込み対策として、暗幕などを使用する。

指のアイコン撮影マナー

展望を楽しむ一般の方もいます。長時間の場所の占有等しないよう、気をつけて撮影しましょう。
なお、庁舎内の撮影や、営利を目的とする場合は、事前に管財課への庁舎利用許可申請が必要です。

東京カメラ部10選 小林淳の作品 中山道加納宿まちづくり交流センター 東京カメラ部10選 小林淳

Nakasendo Kano-juku Community Development Exchange Center
中山道加納宿まちづくり交流センター

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施設開館中であればいつでも撮影可能。ただし屋外での和傘展示は、雨天や地面が濡れている時は行われないので注意。

加納宿を中心とした中山道沿道の歴史文化の継承を図り、地域のまちづくり活動の場となる施設。
館内には和傘や加納城址のジオラマなどを展示しており、加納の歴史文化に触れることができる。
[開館時間]9:00~17:00
[休館日]毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)

「加納附属小学校前」バス停下車すぐ。

東京カメラ部10選 小林淳の作品 東京カメラ部10選 小林淳の作品
カメラのアイコン撮影ポイント

屋外に展示されている和傘はカラフルでフォトジェニックだ。カメラを構える位置を変えながらお気に入りのアングルを見つけるのが楽しい。
また屋内に展示されている和傘は近くから見る事ができ、和紙や竹の繊細さが伝わってくるので、その部分にフォーカスした撮影も面白い。
どちらも、スマートフォンでの撮影も十分可能だ。

 

写真家紹介

小林淳のプロフィール写真
Atsushi Kobayashi
小林淳

東京カメラ部10選
建築士の傍ら、写真の世界に魅せられて、「家族のいる風景」をテーマに撮影をはじめる。
写真を通じて、地元・岐阜の魅力を伝えていくのがライフワークで、岐阜市をはじめ各自治体とのタイアップ事業に注力している。また、「岐阜城に昇る月」の作品が反響を呼び、バラエティ番組や報道番組、WEBニュースなど各メディアへの出演実績多数。写真展や撮影ツアーのプロデュース、写真講座講師、トークイベント、フォトコンテスト審査実績など多数。一級建築士。

別所隆弘のプロフィール写真
Takahiro Bessho
別所隆弘

東京カメラ部10選
フォトグラファー / 文学研究者。National Geographic社主催の世界最大級のフォトコンテストであるNature Photographer of the Year “Aerials” 2位など、国内外の写真賞多数受賞。写真と文学という2つの領域を横断することで新しい表現領域を模索する。滋賀、京都を中心とした”Around The Lake”というテーマでの撮影がライフワーク。

Tatsuki Itoのプロフィール写真
Tatsuki Ito

東京カメラ部10選
岐阜県在住。工場夜景の撮影をきっかけに風景写真にのめり込む。その後『岐阜城と月』や『四日市工場夜景』でのテレビ出演や多数の自治体、企業への作品提供を行う。ドローンを使った撮影スタイルも近年得意としており、ドローンメーカーDJIのプロモーションなども担当。全国工場夜景フォトコンテスト最優秀賞をはじめ、コンテスト受賞歴多数。